御朱印の世界が面白い

お寺の押し印をじっくり観察することで、本尊やお寺が創建された由来など、特徴が見えてくるよ☆

ケース1:薬師寺の押し印

お釈迦様の足裏を刻み、信仰の対象としたもの。薬師寺には天平勝宝5年(753年)に刻まれた日本最古とされる仏足石があり、図案化された仏足石の印が押される御朱印がいただけます。★関連記事★ 一枚の紙に広がるアートな世界の御朱印

ケース2:真福寺の押し印

「仏」とは仏陀、「法」は仏陀の尊い教え、「僧」は仏陀の教えを実践する人を意味しています。仏教ではこの3つを大切なものと考え、「三宝印」には「仏法僧宝」などと刻まれまれています。

ケース3:高館義径堂の押し印

お寺の御朱印に多く見られるのが御宝印です。古代インドで発展した梵字を表し、宝珠や薬壺など、本尊と縁の深いものとともに刻まれます。★関連記事★ 歴史上の人物にゆかりのある御朱印

ケース4:本能寺の押し印

歴史上の人物と関わりの深いお寺などでは、ゆかりの人物や家紋が入ることも。本能寺の御朱印には、織田信長の命日に限り、中央に織田家の「織田木瓜(オダモッコウ)」印が押されます。★関連記事★ 歴史上の人物にゆかりのある御朱印

ケース5:東寺の押し印

お寺の紋をデザインした押し印もあります。東寺では9種類の御朱印をいただけますが、その中のひとつ、十一面観音の御朱印には、東寺雲と呼ばれる寺紋の押し印がいただけます。

解説くん
解説くん
仏教とお寺、そして神社との違いなど。あらためて考えてみると意外と知らないことだらけです。ハイ!
花子ちゃん
花子ちゃん
ということで、今回の知っトクばはしは、私たちが古くから関わってきた「仏教やお寺のはじまりについて」まとめてみました~!

解説くん
解説くん

仏教は紀元前5世紀ごろにインドの釈迦によって説かれた教えです。釈迦は、座禅と瞑想により悟りを開いて仏陀となり、仏教を興しました。俗世を捨てて出家し、修行して悟りを開くことが教えの中心だったので、当初はお寺も経文もありませんでした。

花子ちゃん
花子ちゃん
やがて、出家信者が集まって修行をし、釈迦の教えをまとめた経典を勉強する場が必要になりました。
つまりお寺は、出家者が共同生活をしながら修行をする場所だったのです。

解説くん
解説くん
中国を経て飛鳥時代に日本に伝わった仏教は、聖徳太子などの権力者に支持されるとともに、聖武天皇は国力を挙げて奈良に大仏を造り、全国に国分寺を建立します。そして、お寺は「国の安泰を祈願する場」として広まっていきました。
花子ちゃん
花子ちゃん

平安時代になると最澄(サイチョウ)と空海が現れ、国家の中枢から離れた山岳地帯に、自ら開祖となって新しい宗派を開きました。

解説くん
解説くん
空海が開いた真言宗、最澄が開いた天台宗は、どちらも中国の密教をベースに、日本で発展した宗派です。密教では加持祈祷(カジキトウ)をすることで、より願いが叶うとされ、現世利益を得ることに熱心だった貴族階級に支持され、広まっていったんですね~。ハイ!