神社仏閣のあれこれ

★見えない不思議な力★「縁切り」と「縁結び」のおはなしだよ~♪

縁切り・縁結びの意味

よく「縁切り・縁結びのご利益」といわれますが、「縁」とはどのようなもので、どんな意味があると思いますか?

「縁」は「むすび」とも呼ばれていて、古くから日本人が大切にしたきたものの一つで、私たちはこの目には見えない不思議な力、「むすび」の中で生きています。

昔は、結婚することを「妹背の契りをむすぶ」といい、結婚する二人だけではなく、両家の人々や、代々のご先祖様が結ばれると考えてきました。

人がこの世で一番初めに結ぶのが、親子の縁。日本では、子どもは「神様からのお預かりもの」とされていましたが、どんな人にも親子の縁があり、「あぁ、もっといい家に生まれたかったよ~…」と嘆いても、こればかりはどうにもなりません。

縁とは本当に不思議なものです。私たちは親子の縁を始まりとして、その後の人生でたくさんの人と出会い、さまざまな縁に結ばれながら生きていきます。

人との縁、物との縁、仕事との縁、そして悪い癖や病気との縁…。古来、日本人は縁(むすび)は神様が決めていると考えました。そこで人は神社に詣で、神様に「いい縁をください」とお願いするようになったのです。

映画『君の名は』が教える「むすび」とは

新海 誠監督の映画『君の名は』の中で「三葉、四葉、〝むすび〟って知っとるか?」と、ヒロイン・三葉のおばあちゃんが尋ねるシーンがあります。

三葉はおばあちゃんの質問に「むすび?」と聞きます。すると、おばあちゃんは…

「むすびは古くからの言葉で、深い意味があるんさ」

「糸を繋げることもむすび…」

「人を繋げることもむすび…」

「時間が流れることもむすび…」

「全部、神様のお力や」
と言い、それから

「水でも米でも酒でも…」

人の身体に入ったもんが…」

「魂と結びつくのも またむすび」と二人の孫に話して聞かせます。

きっと、この映画で「むすび」という言葉に興味を持った人もいると思います。

おばあちゃんが教えてくれたように、日本人が心の拠り所にしてきた神道には、「むすひ」「むすび」という考えがあります。

「むすひ」とは、天地万物を生み、発展させる霊的なはたらきのこと。「ムス」は生まれ発展する、「ヒ」は霊または神秘的なはたらきを意味していて、「むすひ」「むすび」は、神様の名前にも表れています。

天地始まりの神話の中の神々の中に、タカミムスビ(高御産巣日神)がいます。タカミムスヒは神々を会議に招集する神で、そこから、ムスビ=縁結びの神様として信仰されました。

そして天地創造がすすむと、大国様として愛されてきた大国主命が生まれ、瑞穂の国(日本)を造りました。このオオクニヌシをお祀りするのが島根県の出雲大社で、縁結びのご利益で広く知られています。

出雲で縁を司る大国主命

神話では、オオクニヌシ(大国主神)がアマテラス(天照大御神)に瑞穂の国を譲ったとき、アマテラスは「この世の、目に見える世界のことは私の子孫が行い、あなたには目に見えない世界を司り『むすび』の霊力によって人々を幸福に導いてください」と告げました。

それ以来、オオクニヌシは出雲の地におられて、その人に合う縁を結び、合わない縁を切って、日々、人々に慈愛をそそがれています。

このようなことから、オオクニヌシは良縁を望む多くの人々から手厚く信仰され、出雲大社は日本一の「縁結び」の神社としていい出会いを求める若い女性たちが一度は訪れたいと願う聖地になりました。

縁結びというと、男女の縁を真っ先に思い浮かべがちですが、それだけではなく、人と仕事の縁、仕事上の人と人との縁、人の成長を手助けする縁など、社会全体の幸福やお互いの発展のための「むすび」を意味しています。

良い「むすび」と出会い。それをのぼすためにも、気持ちに区切りをつけて、強い心をで神社にお参りし、心豊かな日々を送る。そうすることで、きっと神様も応援してくれます^^

花子ちゃん
花子ちゃん

ちょっと覗いてみる?