神社仏閣のあれこれ

★はじめての巡礼★いつかは行きたい!! 巡礼の旅 (≧З^)/

花子ちゃん
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巡礼といえば、四国遍路や西国霊場などが有名ですが、実際にはどのように行われているのでしょうか…。寺社の参拝と巡礼の違い、地域ごとの特徴や各地の巡礼を見て見ましょう!!

伝統を受け継ぐ巡礼の旅

聖地をめぐる巡礼は、世界中の宗教で重要な儀式とされています。巡礼を果たすと大きな功徳を得るといわれていて、日本で始まったのは平安時代の中頃からのようです。

当時は観音信仰が広まった時期だったこともあって、西国観音霊場(西国三十三カ所)が生まれ、室町時代を経て江戸時代になると、庶民の間も巡礼が広まり、よく知られているお伊勢参りのほかに、四国をぐるりと一周する四国遍路(四国八十八カ所)にも多くの人びとが出かけたそうです。

昔は一生に一度、命がけで行うことも珍しくなかった巡礼ですが、現代は自家用車やバスツアー、タクシーなどを利用する人が多く、なかにはバイクや自転車、さらに全行程を徒歩で巡礼をする人も…。

いずれにしても金剛杖や白衣、菅笠といった伝統的な装束は今も受け継がれていますこうした装束にはそれぞれ特有の意義があるので、できれば伝統作法にのっとったスタイルで巡礼にしたいものですね^^

巡礼者の服装

花子ちゃん
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巡礼の旅には「納経帳」をお忘れなく(≧З^)
巡礼で御朱印の代わりに使うのが「納経帳」で、札所の順に、あらかじめページが割り振られています。取り扱い方は御朱印と同じ。前に行った札所を再び参拝する時には「重ね印」といって押し印だけをいただくのが一般的です。

巡礼その1 四国八十八カ所編

花子ちゃん
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昔も今も「四国八十八カ所めぐり」は日本を代表する巡礼コースです。リピーターが多いことでも知られる四国遍路の大まかな内容をおさえておきましょう^^

四国八十八カ所めぐり(四国遍路)の特徴は同行二人(ドウギョウニニン)という言葉に集約されます。徳島県の一番札所から高知県、愛媛県を経て香川県の八十八番札所にいたるまで、お大師様(弘法大師空海)がともに巡礼し、導いてくれるという考え方で、金剛杖はお大師様の分身といわれています。

札所の順にめぐる場合の道のりは、約1200kmですが、必ずしも順番に参拝する必要はなく、少しずつ区切りながらでも大丈夫です^^

四国4県・徳島県

発心(ホッシン)の道場
徳島県は「発心の道場」。悟りを開くために修行を決意した段階です。札所は1番~23番までで、約163kmの行程。おおむね穏やかなコースですが、12番焼山寺、21番太龍寺へは厳しい道のりで、最初の難所です。

解説くん
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霊山寺(リョウゼンジ) 1番
ここから巡拝を始める人や結願してお礼参りにくる人などで、境内はいつもにぎやかです。巡礼用品もここで揃えることができます。わからないことはここで聞いておきましょう。
住所:徳島県鳴門市大麻町板東塚鼻126
交通:JR高徳駅 坂東駅より徒歩10分

四国4県・高知県

修行の道場
四国4県で最も面積が広い高知県。札所は24番~39番までと少なめですが、行程は約470km。巡礼をやり抜く精神力が試される修行の道のりです。太平洋に突き出た室戸岬と足摺岬、また険しい山道もあります。

花子ちゃん
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金剛福寺(キンゴウフクジ) 38番
四国最南端、足摺岬に建つ札所で、ツバキの樹林に囲まれ亜熱帯ムードが漂います。岬全体が境内で、高さ80っもの断崖絶壁が続く海岸景観が見事です。
住所:高知県土佐清水市足摺岬241-1
交通:土佐くろしお鉄道 中村・宿毛線 中村駅からバスで1時間40分、足摺岬バス停下車すぐ

四国4県・愛媛県

菩提(ボダイ)の道場
修行の道場を終えた遍路を、瀬戸内海の温暖な気候が温かく迎えてくれます。菩提とは仏の智慧を意味していて、悟りを開いて自分を見つめなおす段階のこと。行程は約390km。札所は40番~65番までで、4県の中で最多になります。

解説くん
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石手寺(イシテジ) 51番
道後温泉から近く、湯治客も多く参拝します。二王門は国宝で、本堂、三重塔、鐘楼などは国の重要文化財になっています。遍路創始者の衛門三郎の伝説でも有名。
住所:愛媛県松山市石手2-9-21
交通:JR予讃線 松山駅からバスで25分 石手寺バス停下車すぐ

四国4県・香川県

涅槃(ネハン)の道場
いよいよ、結願を迎える香川県は、弘法大師の故郷でもあります。涅槃とはいっさいの煩悩が消滅した悟りの境地。66番~88番まで、行程は約120km。ルートは比較的平坦ですが、88番大窪寺へは最後の岬です。

花子ちゃん
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善通寺(ゼンツウジ)75番
弘法大師生誕の地で、高野山、東寺と並ぶ大師三大霊跡のひとつです。東西二院に分かれた広大な敷地には、高さ43mの五重塔が建っています。
住所:香川県善通寺市善通寺町3-3-1
交通:JR土讃線 善通寺駅からバスで8分
まんでがんプラザバス停下車して徒歩3分

花子ちゃん
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巡礼の旅には「納 礼」をお忘れなく(≧З^)
巡礼者(お遍路さん)が持つ納札は、いわば修行者としての証。日付、名前、願意を記入して、各礼所の納札箱へ感謝の心で納めます。巡拝回数によって納礼の色が異なり、初回~4巡目までは白、5巡目以上は緑、8巡目以上は赤、100巡目以上は錦の札になります。

巡礼その2 西国三十三カ所

花子ちゃん
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近畿地方に点在する観音霊場をめぐる「西国三十三カ所」日本で最も古い本格的な巡礼です。それだけに有名寺院や歴史のあるお寺が多く、多数の巡礼者を迎えています^^

西国三十三カ所めぐり(西国観音巡礼)は養老2年(718年)、奈良県の長谷寺を開いた徳道上人が夢のなかで「閻魔王から三十三カ所の霊場を定めよ」とお告げを受けたのが始まりといわれています。

当時は広まりませんでしたが、約270年後、花山法皇によって再興され、巡礼が盛んになったと伝わっています。和歌山、奈良、大阪、兵庫、京都、佐賀、岐阜と広範囲にわたるので、効率よくめぐることができる巡礼ツアーは人気があります。

西国2府5県・和歌山県
解説くん
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青岸渡寺(セイガントジ)1番
熊野詣のにぎわいを今に伝える青岸渡寺でいただける御朱印の中央には本尊を表す「普照殿(フショウデン)」の文字が書かれています。これは観音経が説く慈悲によって「普く世界を照らす」という意味があります。
住所:和歌山県東牟婁郡那智勝浦町那智山8
交通:JR記勢本線 記伊勝浦駅からバスで30分
終点那智山バス停下車すぐ
西国2府5県・岐阜県
花子ちゃん
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華厳寺(ゲゴンジ)33番
西国巡礼の結願寺、華厳寺。本堂(観音堂)にある「精進落としの鯉」をなでるのは俗世に戻るためだとか。本堂、満願堂で御朱印もいただけます。
住所:岐阜県揖斐揖斐川町谷汲徳積23
交通:樽見鉄道 谷汲口駅からバスで10分
谷汲山バス停下車して徒歩15分

西国2府5県・奈良県
解説くん
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長谷寺(ハセデラ)8番
徳道上人ゆかりの寺で札所の根本道場。国宝の本堂には10m超の本尊が建ちます。399段の登廊は国の重文。四季折々に美しい「花のみ寺」としても有名です。
住所:奈良県桜井市初瀬731-1
交通:近鉄大阪線 長谷寺駅より徒歩20分

西国2府5県・京都府
花子ちゃん
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醍醐寺 上醍醐 准胝堂
(ダイコジ カミダイゴ ジュンテイドウ)11番

醍醐寺は醍醐山一帯が境内で、山上部を上醍醐と呼びます。醍醐寺の本尊は薬師如来ですが、西国十一番札所「准胝堂」の本尊は順胝観世菩薩です。
住所:京都府京都市伏見区醍醐東大路22
交通:総門までは、市営地下鉄 東西線 醍醐駅より徒歩10分

花子ちゃん
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「発心・結願」って何だろう?
仏教では悟りを得ようと心に決めることを「発心」や「発願」といいます。発心したら巡礼に出ると考えればわかりやすいですね。無事にすべての札札をめぐり終えることを「結願」といい、四国八十八大窪寺では、希望者には結願証明書が(有料)発行されます。

巡礼その3 坂東三十三カ所

花子ちゃん
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「坂東三十三カ所」は、関東地方の1都6県に札所が点在する観音霊場で、鎌倉時代に成立したといわれています。範囲が広く、距離も長いので、少しずつ区切りながら巡礼するプランがおすすめです!!

鎌倉の一番札所杉本寺から始まり、関東を一巡しながら千葉県の三十三番札那古寺(ナゴジ)で終わる坂東三十三カ所。観世音菩薩を深く信仰した源頼朝が発願し、西国霊場をお手本に源実朝が制定したと伝わっています。

全行程約1300km。最初に一番札所に参拝した場合は「発願印(ハツガン)」を、そしてすべての札所の巡拝が済んでいれば、那古寺で「結願印(ゲチガン)」をいただくことができます。

坂東1都6県・神奈川県
解説くん
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杉本寺(スギモト) 1番
源頼朝が熱心に帰依した杉本寺は、鎌倉最古のお寺です。杉木立を背にした茅葺きの本堂は、江戸時代前期に建てられたもの。古都鎌倉らしい落ち着いた雰囲気です^^
住所:神奈川県鎌倉市二階堂903
交通:JR横須賀線 鎌倉駅からバスで7分
杉本観音バス停下車すぐ

坂東1都6県・埼玉県
花子ちゃん
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慈恩寺(ジオンジ)12番
江戸時代には徳川家康から寺領を寄進され、岩槻城主も帰依した由諸ある古刹。境内には玄奘三蔵(ゲンジョウサンゾウ)の遺骨が分骨された十三重の霊塔があります。
住所:埼玉県さいたま市岩槻区慈恩寺139
交通:東武アーバンバークライン豊春駅より徒歩20分